キューバ旅行の際はビザの準備もお忘れなく!
短期のキューバ旅行ではツーリストカードがビザ代わりとなる
キューバ旅行をする場合、家族の訪問やスポーツ大会への参加、現地でのボランティア活動などを目的として入国する場合はビザの申請が必要となります。一方、観光目的で滞在日数が30日以内の場合、日本国民であればビザの取得は不要となっています。ただしその代わり、ツーリストカードの取得が必要になります。このツーリストカードが、事実上の観光ビザの役割を果たします。
キューバ旅行に必要なツーリストカードの取得申請は、キューバ共和国大使館領事部に対して行うこととなります。申請書の様式は、大使館のウェブサイトからダウンロードすることができます。旅行会社に代理申請してもらうことも可能です。
いずれの場合も、事前に準備しておく書類等は同じです。具体的には、パスポート及びそのコピー、申請書に貼付する顔写真、キューバ旅行往復航空券の予約確認書のコピー、並びに申請に要する代金です。代金はあらかじめ指定の口座に振り込んでおき、申請時には振込明細票を準備しておきます。
ツーリストカードに関して注意すべきこと
キューバ旅行に必要なツーリストカードの取得に関連して、いくつか注意しておくことがあります。その1つは、パスポートに関わることです。
まず、パスポートの残存有効期間は帰国時まで充分な余裕がなくてはなりません。現地滞在中に期限切れになるおそれがあるような時は、カードが取得できない可能性があるため、キューバ旅行の前に更新しておく必要があります。また、ページが破れていたりすると有効なパスポートと見なされないことがあるので、早めに新規発給の準備をしておくようにします。
もう1つの注意点は、ツーリストカードそのものに関することです。カードは入国時にチェックを受けると半券が返されますが、この半券は出国時に必要となります。紛失すると手数料を支払って再発行しなければならなくなるので、なくさないように注意します。
なお、アメリカ合衆国を経由してキューバ旅行をする時は、ESTA(電子渡航認証システム)による渡航認証の取得が必要となるため、こちらも事前に準備しておく必要があります。
まとめ
30日を超えてキューバ旅行をする人はそれほど多くないため、通常はツーリストカードがあればビザの取得は不要となります。カードの申請手続きはキューバ共和国大使館領事部の窓口で直接行えば、原則としてその日のうちに交付してもらえます。
切手を貼った返信用封筒を同封すれば郵送で手続きすることもできますが、その場合はある程度の日数がかかります。旅行会社に手続きを依頼する場合もそうですが、時間的余裕を見て準備を進めるようにします。